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祝祭音楽劇。

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今日は観劇でした。

祝祭音楽劇トゥーランドット。

演出、宮本亜門
音楽、久石譲

我がミュージカル座から鈴木智香子さんが出演。祝。

あ、智香子さんにはかなりお世話になっております。

先日、サラダバーで一緒にランチを食べたら、
智香子さんのHPのダイアリーで「おじさんのような不思議な後輩」と評されておりました‥。

そんな鈴木智香子さんのオフィシャルサイト『PURE VOICE』をリンクさせていただきました(笑)
ダイアリー、のぞいてみてくださいね。舞台の裏話とか、書いてくれたりしてます!



で、そのトゥーランドット。

恐ろしく良くできた舞台でした‥。


配役は適材適所。
舞台装置がオモシロイ。
衣裳は細部までこだわりが。


なにより転換(場がかわる)が素晴らしい。

舞台の難敵である「残念な暗転」が記憶にない‥。

かなり優秀な舞台スタッフさんたちのようです。



そして音楽‥。

舞台という四角いハコを一瞬で異国の街に変えてくれましたよ‥。



ともかく良い時間を過ごすことが出来ました。・・感謝。



良かった、と感想しておきながら‥
東京公演は日付け変わって本日、27日までです。


「あぁ!!」と思った方‥。

それもまた運命か。



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窓のソト。

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今の家は一人暮らしを始めて二件目。


都内の中心部に比べると「冗談じゃないか」と思うほど家賃はかからない。

言い過ぎかな?いや、都内が高すぎるんだね・・。


部屋を選ぶ条件って、ひとそれぞれ違うけど‥。

ほら、ミュージカルやってるからとりあえず鉄筋コンクリートがいいなと。


あ、部屋では演りませんよ。

でも音取りとか、ちょっと歌ったりとか。ちょっと回ったりとか。

‥ちょっとね。回るのは。


角部屋だから、窓が他の部屋より一個多かった。

しかも隣、畑。

じゃあ景色もいいかな?と思って決めたんだけど‥。



いまではこの「窓のソト」の景色が一番、良い。


朝起きたらコレだ。

晴れてる限り、毎日コレ。


横にまっすぐのびてるラインは線路。

夜になれば電車の灯りが交差する。

遠くから眺める電車の発着は旅情を感じてとても好き。



あとメーテルがいれば最高だね。




旗を振ること。

知り合いの公演や、ライヴを観るたびにふと思う。


「何回目だろう?」


もちろん、数が多ければ良いという事ではなくて。

だけど、数が多いほどその過程を思い、嬉しくなってしまう。



もう何度、「旗揚げ公演」を観てきただろう・・。

20代前半は、芝居仲間から届く公演の誘いのチラシの3分の2が「旗揚げ公演」。


「みんな、頑張ってるなぁ!」と思うのですが、同じ仲間から半年後に別のチラシが。



これもまた「旗揚げ公演」。



「みんな、大変なんだなぁ。」に変わってゆく・・。

そういう僕だって客演を含めれば3本くらい「旗揚げ公演」に参加しているのだけれど。



旗を降ろす気で掲げるヤツなんかいません。

誰もが、その掲げた旗を振り続けたいと思うのです。

僕らはここにいるぞ、こんなことをやってるぞ、と振り続けていたいのです。



いろんなことが伝えたくて大きな旗にしたんだけど、

重たすぎて持てなくなったり、誰かが手を離したりして、

その旗はたった一度持ち上がっただけで、人知れず倒れてしまうのです。



それくらい、第2回目以降の「旗振り公演」というのは難しいのです。



だけど、なんとか2回目を振りぬき、やっとの思いで3回目を振りぬいた時に、


ふっと、旗が軽くなったりするものです。


より多くの旗が、振り続けられるよう願います。


コウカイ。

ついに・・。

ミュージカル座のホームページにこのBLOGのURLが載ってしまいます!

それは公開。それは航海。・・・後悔なきよう・・・。祈。



さて、コウカイ祈願が済んだところで。

BLOGって・・すごいよね・・。なんだそれ(笑)



いや、ファミコンがあって、そしてスーパーファミコンになったでしょ?

そしていろいろ進化していったじゃないですか。世の中は。


僕はスーパーファミコンで止まりました。

理由?簡単な事です。


「ボタンが多すぎるから」


・・ほんとだってば。

PSP?とか触った事ないですし。

「触った」こともない。ということは・・動かせもしない。



ま、おかげでアナログな人生ですが。

そして今、デジタルとの融合。



最近は役者blog、必須みたいな風潮です。



近年、キャベツとか生産地・生産者がわかるじゃないですか。

あれと似ていなくもないですね。


舞台を観に行って、

「あの役者はドコ産だ?」

で、家に帰ってブログを見る、みたいな。


「あのダイコンはドコ産だ?」

と言われないようにしっかり演ろうと思います。


とにかく強敵に戦いを挑んだ甲斐あって・・
今こうして世に中に自分の文章なんかを発信できているわけです。


多くの友人に力を借りましたが。

この借りは焼肉とかで返します(笑)


アメリカへ。

‥行くわけじゃないですよ。

いや、キップを手にしたところです。

いや、実際じゃなくて。

昨日の稽古より、ついに本編の振り付けが始まりました!

女性陣はおとといから。

2幕終盤の「アメリカン・ドリーム」、ミュージカルの中でも屈指の名シーンです。

第二次製作発表で、オーディエンスの皆様とも歌いましたね。

その後いかがお過ごしでしょうか。

オーディションに合格したときから知ってはいたんですが‥

‥それに、出るのか‥。

数年前まで、まさに想像もしていなかった状況であります。

踊ってそこにいるなんて。

ダンスとは特に格闘をしなければならないタイプなので、
‥なので稽古します。稽古あるのみ。稽古。

人生は以外と忙しいみたいです。

感謝。


桜が散って。

桜が散って、

思い出すのはどこかの小劇場からの帰り道。


春先の公演がやたらと多かった。

桜を扱った作品も、いくつか演ったな。


「すごいな、満開だねぇ。」

なんて会話はあんまり記憶に無い。

「あ・・・桜。いつのまにか、もう終わるねぇ。」

なんて会話の方が耳に残ってる。


桜の開花と共に幕が開き、満開の中スポットを浴びる。

千秋楽、劇場を出てふと気が付くと風に散る桜。


そんなイメージ。桜と小劇場は似ているなと思ってる・・。


そんで、

「おぁっ、お花見行ってないや・・。」

で・・現実に戻る、と。


学生時代は、吉祥寺によくいたな。

吉祥寺。井の頭恩賜公園。・・の、お花見。


・・お花、見だって言うのに見ていないアレ。

弁天様なんか気にもとめない連中がアルコールで泳ぐアレ。

桜に似合わない光景だこと(笑)・・青春時代だけど。


みんな酔いつぶれて、静かになって気温がふっと下がった瞬間。

綺麗なんだよね。静寂と桜。


いろんな作品のモチーフになる理由はこれか。


納得。


ホーム。

さて、

いま僕はミュージカル座という劇団に所属しております。


創立1995年、ハマナカトオル主宰の国産オリジナルミュージカルを製作、上演する劇団です。

公演は年3本~4本。うち1本は新作を上演しています。


この「国産」「オリジナル」というのと「年1本は新作を上演している」というのがウリです。


ストレートプレイからミュージカル界に飛び込んだわけですが、
2004年の2月に上演したミュージカル座の代表作「ひめゆり」への出演がきっかけです。

「ひめゆり」(2004)・・キミ/本田美奈子さん 上原婦長/土居裕子さん
           滝軍曹/岡幸二郎さん 檜山上等兵/戸井勝海さん ・・・

これがミュージカルでは初舞台。

・・規模が大きい。・・劇場が大きい。・・・岡さんが大きい(笑)。

と思ったのを覚えています。

この公演はいろんな思い出がありますが、それはまた今度・・。



以降、現在に至るまでほぼすべてのミュージカル座作品に出演しております。

もう4年も経つのですね・・。


PCからだと、このブログからミュージカル座のHPにリンクできるようになってます。

劇団紹介・公演情報のほかに「座員の日記」というコーナーがあり、
劇団員が日替わりで日記を書いていたりします。こちらも覗いてみて下さい。

以上、所属劇団紹介でしたっ。


ホームがあるのはありがたいことです。


エネルギー。

‥やはり楽曲が素晴らしいなぁ。

そのフレーズを聴くだけで、その場所そのテンションにもっていってくれるほどエネルギーがある。

チワキ、ニクオドル‥。

というわけで、
今日はサイゴンスクール(公演のための稽古・ワークショップ)でした。

今年の一月から始まったこのスクール、公演稽古に肉体訓練が組み込まれている。

四ヶ月ロングランだし、傾斜舞台だし。
強靭なカラダをつくるのは最重要事項。

食事も昨年の1.7倍くらい食べてます。

すると地味にだが身体に変化が‥。

お?‥ジーンズが履けないぞ。
あ‥フトモモが入らない(!)

‥結局3本くらい、細いタイプのは履けなくなってました(笑)

しかし体重計は僕の身長→180cmの平均体重をまだちょっと下まわっている。
あれ?

‥ちょっといままで細身すぎたようで。

いい傾向だと思われます。

本番までに楽曲のエネルギーに負けない身体を!



プラトーン。

やっとプラトーンを観た・・。

あ、映画です。1986年公開のアメリカ映画。

オリバー・ストーン監督、主演チャーリー・シーン。

ベトナム戦争を描いた作品の中では、最もリアルと言われている作品。

先輩の舞台俳優さんに「サイゴンに出ます。」って言ったら、
「サイゴン?ああ・・ベトナム戦争の、じゃあプラトーンだよ。」との返事。

リアルなはずだ・・。オリバー・ストーン監督はベトナム帰還兵。

本編にハリス大尉という役で登場するデイル・ダイという人は俳優ではなく軍人。
彼もまた、本物のベトナム帰還兵なんだそうだ。

彼の指揮のもと当時まだ無名の俳優達が、二週間に及ぶ実際の訓練を体験したという。

当時の新兵さながら髪を切られ、
お互いを役名で呼び合い、
役の関係性を保ち、
現実と区別がつかなくなる感覚のまま、

ホテルにも返さず撮影に突入した・・とのこと。

それらの体験が俳優たちにとってどんなに有意義だったかは映像を見ればよくわかる。

・・・いいなぁ。



監督は、「今作らなければ忘れてしまう」との思いから製作にあたったそうです。

後世に残すべく秀作でした。

あ、22歳のジョニー・デップが出ています(笑)


ブログ開設。

はじまして。
佐野信輔と申します。

俳優です。
現在、ミュージカルを中心に活動しております。

このたび、より多くの方たちと交流ができ、また近況・活動等もお知らせできるので
ブログを開設することになりました。

以後、よろしくお願い致します。

さて、どうなるでしょうか?

プロフィールも見れますが、簡単にご挨拶を‥。

東京に生まれました。
自然以外はなんでもある街なので、特に移住することもなく、ずっと東京です。

荻窪・西荻窪・吉祥寺がよく遊んだかな。

中央線沿線ね‥すでに演劇のしっぽが見えます。
小劇場がたくさんある路線でして‥。

演劇を始めたころは、そんな小劇場を渡り歩く日々でした。

初舞台、客席50席。
銭湯の地下!みたいな。

そんなところから10年近くたって、いまミュージカルに出てます。

早速の舞台告知が帝国劇場とは本当にありがたいです。
銭湯の地下から帝国劇場へ‥。

笑い話でもあり、誇りでもあります。

なんだか、真ん中をすっ飛ばしましたが。

先は長いので、思いたったら回想していこうかと思います。

舞台のお知らせがないときは、日記や雑記、昔話になるでしょう。

もしや演劇とは違った出逢いや、かかわり方ができたりするかもしれません。

お暇なときに覗いてみて下さい。

どうぞ、よろしくお願い致します。

佐野信輔